今回の記事は、タイトルそのままです。
Hultafors(ハルタホース)の手斧「スカウト」を2年使った現状のレビュー記事になります。
2年で約20回くらい使用をした記憶です。ちょっと曖昧…。
この記事を読むとわかる事
・斧の所有時の注意点
・キャンプ場で薪割りは迷惑?
私も購入時に迷った1人なんです。
ハスクバーナの斧は使用したことがないので、適当な事は言えません。
ハルタホースのレビューを参考にご自身で比較材料にしてくださいね。
【ハルタホース手斧】2年使った「スカウトモデル」の今の状態は?
まず最初に2年使った現在の思っていることを率直にお伝えします。
まったく問題ないです。購入して1mmの後悔もなし。
なぜなら、大きな不具合もなく使用にも特に不満がなかったことですね。
多少の外観の傷みはありますが、購入時とそんなに大きく変化はみられません。
私の場合ですと、一回のキャンプで2~3束の薪を消費します。
その量を20回程度使用した現在の斧の状態を公開します。
ハルタホース スカウトの2年使用したの状態
刃欠けをしている箇所も全然ない状態を保っています。
刃研ぎに関しては、お遊び程度にしかしていません。ほとんど購入時の刃の状態のまま使用しています。
刃研ぎをしなくても、キャンプ場で使用するサイズの薪ならそのまま使っても大丈夫です。
セット販売で購入したシャープナー
購入時に刃研ぎのシャープナーをセットで購入した方がお得だったので購入しました。
正直これはなくて大丈夫です。
薪割り中に万が一、刃欠けした場合などは応急にちゃちゃっと使えて便利かもです。
ですが、使いにくいのであえてこれを買う必要はないかと思ってます。
ハルタホース 刃のグラつきや精度
実家にある金づちって高確率でヘッド部がグラグラしていませんか?
まあ数十年使用してそうな雰囲気があるのでしょうがないですが、
ハルタホースの斧は大丈夫かなって思ってました。
結果、2年経過後もアソビやグラつきなど全然なく木と完全に同化している感覚です。
刃の状態
鋼の刃は非常に強度もあり、左右の歪みやバランスの違いなどもなくキレイです。
持ち手(木のグリップ)
グリップ部分は適度にやさしい曲線のデザインになっているので、初めて斧を使う場合でも違和感なく使用ができます。
納品時には木のグリップ部は、完全無塗装になります。特にヤスリがけなどで仕上げ直ししなくても大丈夫です。
私の失敗は、グリップ部の保護の為に「ニス」を塗ったことですかね。
木材のテカテカ感あまり好きじゃないことに気づきました。
ヤスリでニスを落とせますが、しばらくはこのままにしておいて経過を観察します。
女性にはちょっと使いにくいサイズかも
全長の38cmサイズはキャンプ場で、薪を細かくする用途としてはベストサイズです。
問題は重量がちょっと重めの900gです。
同等の他ブランド38cmモデルよりも重い設計になっています。
男性メインでの使用は◎
女性メインでの使用は△
女性が単独で使用する場合は、もしかしたら重くて使いずらいかもしれません。
非力の妻が、薪を両手を使って割る作業では問題なしです。
片手で使用するのは、フラフラして危なっかしい感じがしました。
ハルタホース スカウト 手斧の注意点
ハルタホースの手斧に限ったことではありませんが、手斧を所有するうえでの注意点をお伝えします。
・木製部の保護
すでに斧を所有されている人からすれば、当たり前のことだと思います。
恐らくこの記事に到達した人は、はじめて購入を検討されている事が多いと思いますので一応記載しておきます。
鋼製はサビやすい
斧の刃の素材の多くは、鋼製です。
鋼は成形や耐久性に優れる一方で、サビに弱い特性があります。
オイル処理等される方もいますが、そこまでしなくてもある程度のケアで対策は可能です。
キャンプ場では地べたに直性置かない
これは私がよくやってしまう事です。薪割りがおわったらその辺に適当に放置してしまいます。
日中程度なら問題ないですが、一晩放置すると朝露や地面からの湿度で「簡単にサビます」。
サビでもすぐにふき取り等の対応をすれば大丈夫ですが、地面に放置するのはやめておきましょう。
収納時はよく乾拭きする
密閉性の高い収納ボックスを使用している人も多いです。トランクカーゴとかですね。
収納前に、汚れや水気を取って収納するだけでほとんどサビ対策は大丈夫でした。
ただ1年に1~2回しかキャンプで使用しないって人は、オイルなどでメンテナンスをしておいたほうがいいですね。
木製部の保護
手斧を所有している多くのキャンパーは、刃に近い根本部にパラコードや皮製品での保護をしています。
見た目の向上の意味もあると思いますが、重要なのは木の保護です。
薪を寝かせて割る場合は、そんなに重要ではありません。薪を縦に置いて割る場合は、割りミスで薪と持ち手を直接接触させ最悪割れてしまいます。
私も最初はそんなミスしないと思っていたのですが、案外ミスります。
パラコードがなければ、余っているテントやタープのガイロープでも全然使えます。
私も5~6回パラコードを交換してきましたが、テントの余りロープで落ち着きました。
おわりに「薪割りについて」
ハルタホースのスカウトモデル、38cmの手斧はキャンプ場で薪割りするのにベストです。
強度や性能も問題ないです。
ただ38cmの手斧では、固いフシの部位は割れないこともあります。
ある程度薪を細かく割るという使い方では、大きな支障はないと思います。
よく比較対象になるハスクバーナ
・ハスクバーナーよりも価格が高いが、
ハスクバーナーより所有者が少ないこと
・石の削りだしのようなカラーリングが魅力
キャンプ場での薪割りは非常識?
先日、ブログ記事や口コミで「キャンプ場での薪割りは非常識」との記事を拝見しました。
人それぞれ考え方や価値観など参考になりました。
私の考えでは、薪として販売している商品を細かく割る程度ではキャンプ場で迷惑にならないと思います。
薪割りの音を「騒音」と捉えられたら仕方ないですが、私は薪割りの音を聞くとキャンプ場に来たんだと実感もできます。
危ないからキャンプ場でするな!の意見について
私はキャンプ経験がそんなにあるわけではありません。
しかし薪を数百本割ってきて思う事は、隣のサイトまで薪が飛ぶことは考えにくいです。
せいぜい薪が飛んだとしても、薪割り場から1~2mしか飛びません。
走り回っている子供のほうが危険です。※子供は別に悪くないです。
自宅で薪を割ってくるべき!について
そもそも都心で集合住宅に住んでいる環境で、薪割りスペースを探すのが大変です。
また多くのキャンプ場で、薪が現地販売されています。キャンプ場で薪を購入する方が多くいます。
薪割りが禁止されているキャンプ場に遭遇した経験がまだありません。※あるのかも不明
薪割りが非常識って意見を見てどうしようか迷っている人がもしいれば、そんなの気にしないでぜんぜんキャンプ場でやるべきです。
薪割りもキャンプの楽しみの一つですよ。
※1m以上の斧で、丸太を裁断するのはさすがにちょっと危険だと思いますが。
以上おっちゃんの小言でした。
では。