今回の記事は、焚き火をする時に是非みなさんにお願いしたいことです。
焚き火台の下には、スパッタシート(耐熱・耐火シート)を敷いていますか?
現状オートキャンプ場など「焚き火台」の利用は必須でも、スパッタシートで芝の保護をお願いしているキャンプ場は少ないです。
キャンプ場では、ベテランキャンパーさんの利用率が高いように思います。
ですが実際にはスパッタシートを使用しているキャンパーさんはすごく少ないです。
私も以前は芝のことなんて全然考えていなかったんです。
しかし、とあるキャンプ場で管理人さんが大切に芝を育てており、そして保護の協力をお願いされて意識が変わりました。
直接火が芝に当たらなくても、熱伝導や灰で簡単に芝が焦げ付いてしまします。
キャンプ場の為、次の利用者の為にもぜひ自主的にみんなで芝を守りませんか?
おめでとうございます。
これを読んだあなた!
芝を守ろうの会のメンバーに強制加入ですよ。
焚き火の常識!スパッタシート使用しない人まだいるの?
スパッターシートなんかなくても、焚き火台の受け皿があるし問題ないって言う意見もあるでしょう。
でも、火の粉が飛んだり薪が崩れて落ちてしまう事絶対にないでしょうか?
焚き火やBBQの熱で芝が焦げることも多々あります。
ないとは言い切れる人はいないと思いますので、ぜひこの機会に検討してみてください。
あとで紹介しますが、2,000円~3,000円くらいで購入が可能ですよ。
そもそもスパッタシートってなに
もともとは、工場など引火の危険性がある場所で(断裁・溶接など)火花を受ける為にある商品です。
その耐火性の高さから、BBQや焚き火などでの使用を付随してアピールしだしたのでは?(たぶん)って勝手に思っています。
現在キャンプ用品メーカーでは、焚火シートとしてのみ売り出すことが多いです。
溶接中に飛散するスラグや金属粕がスパッタと言い、このスパッタを受け取る防炎材がスパッタシートと名付けられています。ガラス繊維に特殊シリコンを両面コーティングした軽量タイプのスパッタシートです。
材料がしなやかで、取扱い易く、屈曲・摩耗に強い特性を持ち、現場作用に最適な養生材料です。
キャンプでは焚き火やBBQでの使用がメインです。参考までに薪ストーブでの煙突部への使用をしているキャンパーもいます。
スパッタシートの耐久性
このスパッタシートは、んーーと恐らく20回程度使用したと思います。
表面上の焦げ付きはあるものの穴は開いていません。強度は十分です。
ですがいくら耐熱にすぐれていても、薪が跳ねてそのままになっていると損傷してしまう可能性があります。
落下に気づいたらシートから取り除くほうが無難です。
ですのでキャンプ場の芝や地面の保護をする意味では十分な役割を果たしているんではないかと思います。
スパッタシートの生地のホツレ防止加工の有無によっても、長く使用できるかにも影響があるでしょう。
スパッタシートがなくても大丈夫なケース
とはいえ私も毎回必ず使用している訳ではありません。
たとえば、
・直火OK
・地面が砂利
・地面が土
の場合は状況により使用をしていません。
地面が芝ではなくても、雑草などが多い場合も使用をしたほうが安全でしょう。
どんなスパッタシートを選べばいいのか
まずはサイズ選びです。
焚き火台の大きさにもよりますが、焚き火台の土台が十分に乗っていれば大丈夫です。
大きければ大きいほど、地面への保護につながります。
私も1m×1mサイズのスパッタシートを使用中ですが、焚き火台に対して十分すぎる大きさがあります。このサイズを購入しとけば、ほぼ問題なさそうです。
また瞬間耐火温度や作業温度などを発売メーカーによっては公表しています。
耐火温度=強度と考えていいと思います。
ガラス繊維を使用していることが多く、触るとチクチクしやすいので気になる人は「特殊加工」がしてある商品を選ぶといいです。
スパッタシートの取扱い
多くのスパッタシートは「ガラス繊維」を採用しています。
人によっては、ちょっと触っただけでチクチクしたり痒みがでる可能性があります。
設置時や水洗い時には必ず軍手を使用するようにしましょう。
私個人は素手で触っても全然大丈夫なタイプみたいでが、妻はちょっと触っただけで痒いって言ってます。
【厳選】おすすめのスパッタシート3選
スパッタシートは、いろんな価格帯で多様な種類があります。
私が使用している商品やおすすめのスパッタシートを紹介していきますね。
ICHIFUJI 耐火 防炎 スパッタシート
◇サイズ100cm×100cm
◇瞬間使用温度1500度
◇作業温度700度
先ほどの耐火性で説明したスパッタシートがこの商品です。工業用商品としても販売しているので、強度は抜群。
見た目では分からないですが、肉厚でしっかりと重量感があります。
実際に売り上げランキングでトップを取るほどの売れ筋商品のようです。
購入のときに、白色とか汚れるしなんかダサいと思っていました。
でも使用を重ねると汚れや焦げ跡など「味」がでてきていい感じです。
全辺ホツレ防止加工がされていますが、その効果は…
一ヶ所だけしっかりとホツレています。
毎回たわしを使用してガシガシ洗っているのが原因なのか、こんなもんなのかは不明です。
ホツレ箇所は裏面になるので、見栄えや使用に関しては全く問題なし。
※ハトメあり・なし商品あり。お好みでOKです。
私が購入した時には、専用の袋がなかったのですが現在はあるようです。
毎回ゴミ袋に収納しているので袋だけ欲しい…。
ZEN Camps 焚き火シート
◇サイズ95cm×60cm
◇瞬間使用温度記載なし
◇作業温度550度
ZEN Campsは2020年にソロキャンパー達が集まってできた新鋭のブランドです。
ソロキャンプで使用しやすい若干小さ目のサイズ感が特徴です。
キャンプ好きのリアルキャンパーブランドなので、
期待してしまいます。
最大の特徴は特殊加工によって、ガラス繊維特有の手に感じるチクチクとした痛みがないこと。
敏感肌の方には最適ですが、効果のほどは不明ですので気になる方は軍手をおすすめします。
DOD タキビバビデブー 耐熱シート
◇サイズ100cm×100cm
◇瞬間使用温度記載なし
◇作業温度250度
人とはちょっと違ったデザインを好まれる人はこれですね。
他の商品は四角形ばかりのデザインの中、なんと八角形の攻めたデザインを採用しています。
詳しくはコチラのブログで書いています。
https://second-style.com/takibibabidebu-review/
おわりに
LOGOSの焚き火シートも紹介しようと思ったのですが、「ハトメがすぐ取れる」とレビューが多かったので見送りました。
ちなみに私は、ハトメにペグを打ち込んで固定することはありません。
風向きや急な雨の時にスーーーとスライドして移動もしやすいですしね。
スパッタシートがバタつくくらいの強風ならば焚き火を中止するべきだと考えています。
キャンプ場で洗い終わった後に、ハトメに引っ掛けて乾燥させる場合もあるので、あったら便利かなっていう程度ですね。
って訳で次回のキャンプからスパッタシートの利用を是非是非おすすめします。
では。