キャンプブームで初心者キャンパー増加
2020年現在、キャンプブームが続いています。成長を続けるアウトドア市場は5,000億円を超えています。(株式会社矢野経済研究所調べ)
市場が大きくなる=新規参入者が増えている構造になります。
まだ寒い3月からキャンプ場が賑わっているらしいです。
私も2019年から本格的にキャンプを始めました。ほとんどが、オートキャンプ場で6か所ほどで、キャンプを楽しみました。
「ファミリーキャンプ」「グループキャンプ」「ソロキャンプ」いろんなスタイルのキャンパーさん達に遭遇しました。自然あふれるキャンプ場で「イライラした事がある人も多いのでは?」。
キャンプ場にはそれぞれ利用時の規約を設定しているところが多いです。
一般的に多くある規約と、個人的に思うマナーについてあげていきます。
①挨拶をしない、または返さない。
オートキャンプ場では、利用できる区画がロープや草木で敷居があるので、テントやタープ設置に際して、隣のスペースに配慮する事はあまりないかもしれません。
しかし、一昼夜ご一緒するキャンプですので「挨拶くらい最低限のマナー」です。
基本的には後からサイトに入ってきたグループが声掛けするのが、スムーズかと思います。
②他人のサイトにはみ出す、横断をする
オートキャンプでは、ほとんどの場合に隣との境界があります。
自分達のサイトに隣からのペグが打ち込まれていたら、わずかでも気分を害す方もいます。スペース内に収まるように工夫して設営しましょう。
キャンプサイト内を移動する際にも、他の区画には立ち入らないのがマナーです。特に小さいお子様は判断が出来ずに出入りすることは、危険ですので事前に注意しておくといいでしょう。ロープに引っ掛かったり、斧や焚火など危険な事もあります。
③キャンプ場の「木」や「芝」を傷めない。
サイト内の、芝を大切に管理し、育てているキャンプ場もあります。淡路島の「休暇村キャンプ場」では芝を管理人さんが、大切に育てているとの事でした。
薪割りをするときにも、芝を傷めやすいので、「できるだけ芝が生えてない」スペースでする事も大切なのかなと思います。
④大きな音で音楽を流す
自然を楽しみにしに来ているキャンプ場で「音楽は邪道」。
川や海の音、小鳥のさえずりなど、キャンプ場には自然のBGMがいっぱいです。あえて、音楽を流す必要がどこにあるのでしょうか?
どうしても、好きな音楽を聴きたい人もいるでしょうから、その人のキャンプスタイルを否定はしませんが、「あなたの好きな音楽は他人には騒音」であること、頭に入れて最低限のボリュームで聞いてくださいね。
⑤音のでる作業は、日中のうちに
薪割りや、ペグを打つ音は、夜になるとかなり響きます。追加の薪がなくなったり、仕方のない場合はあると思います。できるだけ音のでる作業は「みんなが起きている時間」にするべきです。
一度、キャンプ場で日中から来ていたにも関わらず、夜23:00頃からペグを打ちテントを立てているグループがいました。ベテランキャンパーの雰囲気でしたので非常に残念でした。
⑥キャンプ場の就寝時間を守る
ほとんどのキャンプ場では、ランタンを消して、静かに過ごす「就寝時間」を設定しています。22時~7時までの時間が多いです。
お酒がを飲んで楽しい時間は分かりますが、キャンプ場のルールは守りましょう。19時以降は管理人さんも不在の為、騒いでいる大人も多々いますので。
⑦就寝時にゴミは片付けておく
キャンプ場では、場所によってはタヌキや野生動物がサイト内に夜間やってきます。特に生ゴミはゴミの袋は口をしばり、動物が物色できない環境にしておきましょう。
⑧トイレの入口にドアがある場合は閉める
オートキャンプ場では、綺麗に管理しているトイレが多いです。最近では、トイレの入口に、虫が入らないように扉を設置しているキャンプ場も多いです。少しの時間でも必ず閉めるようにしましょう。
女性は特に、トイレの空間の虫を嫌いますので…。
⑨焚火や炭の処理
焚火や炭を使用している場合は、キャンプサイトを無人の状態で離れないでください。風でキャンプ用品に引火する場合があります。
また、就寝前も完全に鎮火を確認してください。
燃えきれない薪や炭を廃棄する場合は、必ず指定の場所に捨てください。炊事場に流しているような跡をみる事がありましたので。
⑩キャンプサイトを綺麗にしてから撤収する
小学校の遠足の時に、「来た時よりも美しく」習いませんでしたか?お金を払ってキャンプサイトを借りていても、清掃もマナーです。
一通り掃除をしたら、忘れもの確認も含めて、再度チェックするようにしましょう。管理人さんが退去後にチェックする場合もありますが、繁忙期などは、そのまま次のキャンパーさんが利用する場合もあります。
まとめ
人それぞれの自分の基準が、他人に迷惑をかけている場合があります。
そもそも、他人に迷惑を掛けている人はこんなサイトは見てないと思いますが…。
「少なくとも自分が他人に迷惑をかけないキャンパーになりましょう」
「小さなお子様がいたり、グループでの利用で迷惑を掛ける恐れがある場合、近隣キャンパーさんとのコミュニケーションを事前に取りましょう」
「必ず、キャンプ場の規約に目を通して順守するようにしましょう」
みんなが、気持ちよくキャンプ場を利用できますように…
山田孝雄