在職中の会社に退職の意思を伝える
移住への決断ができたら、次は移住先での就職や仕事を見つける事が先決だと思います。
私の場合は「移住先でなんとかなるだろう」で職探しは移住してから決めることにしました。
移住先がド田舎である場合はおススメしません。
就職情報サイトである程度の仕事数が見込めた為、職探しは見送ることにしました。
家族がいる場合は十分な理解を得てでないと、パートナーや親達に余計な心配を掛けることになると思いますので、通常は職がある前提を強くお勧めします。
次の仕事が決まっていたら、その日程に合わせて退職日を決めるのが通常だと思います。
私の場合は引っ越しシーズンの2月3月を避けて引っ越しをしようとは考えていたので、退職日もそれに合わせて検討しました。
おおよその時期が決まったら、上司に伝えましょう。
退職届は事前に必要か?
退職の意思が固まったら、直属の上司へ伝えます。
退職届を事前に用意する方もいると思いますが、具体的な日付が決まってない場合や円満に話ができる環境であれば口頭でよいと思います。
退職届は会社によっては会社規定の書式に署名する場合もある為です。
ただ円満な退社が見込めない、上司が取り合ってくれなさそうな場合は書面で記録を残し、会話を録音するとよいでしょう。
スマホのボイスレコーダーアプリを使用すれば違和感なく録音可能です。
会社の上司は誰に伝えればよいか
通常の規模の会社では、部長、課長、係長、チームリーダー等ポジションがあると思います。
仮に平社員であった場合、伝える上司は必ず一番自分の立場に直近の管理監督者。
会社組織によって役職の呼び名が変わるのため、特定はできませんが、間違っても平社員の場合にいきなり仲の良い理由で部長に話さないよう注意が必要です。
順番を飛ばされた管理者も不愉快になる場合もありますし、さらには部下の管理もできていないと、直属の上司への管理不足も問われることになりかねますので、直近の上司へ伝えるのが無難です。
また、同僚へ退職の相談等される場合も、うわさが広まって第三者から上司が退職の意思を知るケースもありますので、できるだけ信頼のおける同僚以外へは口外しないほうが賢明です。
会社(上司)が退職や退職希望日に納得してくれない
私の場合は、こちらの都合を最優先に考えてくれて、円満に退職の意思を伝え了承してもらえました。
今の時代、退職代行サービスの利用者も急増していることから、スムーズに交渉ができないケースもあるでしょう。
また会社の就業規則に何か月前に申告が必要とか、引継ぎがスムーズにできない場合、損害賠償を請求するなど、脅迫まがいの内容もあります。
原則、退職日の2週間前までに退職の意思を伝えればOKです。
極端な話、会社が了承しない場合は有給休暇が14日以上ある場合は、退職の意思を伝えた次の日から出社しなくても問題ありません。
民法627条では「2週間の予告期間をおけば、労働者はその理由を問わず辞職することが出来る」とあります。
これは、会社が独自に定めた就業規則より効力があると考えられます。
就業規則に3か月前に伝える等の記載があった場合も民法が優先されます。
そもそも退職に至っては、当事者と会社の双方の同意は必要ありません。
これは、以前に労働基準監督署へ電話で問い合わせた時に確認しているので間違いないかと思います。
退職者の意思で退職でき、再就職先への制限を受けることもありません。
心配であれば、最寄りの労働基準監督署へ問い合わせてみてください。
出来れば2か月前に、最低でも1か月前に
とはいえ、今まで給料をもらい雇って貰っていた会社や、世話になった上司や同僚に極力迷惑をかけるべきではありません。
退職の意思が固まったら、できるだけ早く会社へ伝えるべきかと思います。
言い出しにくくぎりぎりになればなるほど、後任の手配や引継ぎにバタバタし、余計な仕事を同僚へ回すことになりますので…。
ご自身で伝えれない…退職代行サービスへ
とはいえ、職場環境しだいでは、
「話すら聞いてもらえない」
「業務が多忙で言い出しにくい」
「自分でうまく意思を伝えることが難しい」
「交渉が苦手」
「損害賠償を請求されそう」
「意思を伝えたら職場からのパワハラを受ける」
辞めたくても辞められない…自分の人生を第三者のせいで犠牲にすることはありません。
「退職代行サービス」の利用を検討してください。
あなたの代わりに代行業者が、退職までの交渉を代行してもらえます。
退職のお悩みを法律相談のプロに任せて解決!ただし必ず、弁護士に依頼をしてください。
弁護士資格をもたない代行業者では、「あなたが退職したいとゆう意思を勤め先に伝える行為のみ」となります。
勤めている会社から拒絶されるとそれ以上の対応ができません。退職代行業者では、残業代や退職金の権利の交渉が難しくなりますので、必ず弁護士へ依頼してください。
とりあえず、相談だけでも…一歩を踏み出しましょう。