ディアウォール失敗しない対策はある?
こんにちわ。外出自粛中の山田孝雄です。
賃貸住宅にお住まいの方や壁に穴を開けたく方は一度はディアウールDIYを検討されている人も多い思います。
でも絶対に転倒などで家具を壊したり、壁に穴を開けたくないですよね?
無事に設置しても
「地震で倒れないかな?」
「重たいもの乗せてるけど大丈夫かな?」
心配性の私が考えた最強のDIYディアウォール対策です。
今回は私が実践している転倒&失敗を100%に限りなく対策する方法を紹介します。
2×4の木材カットは結局何センチが理想?
ディアウォール用の木材カットの長さですが、メーカー推奨のカットやネット上ではメーカー推奨より-5mmがいいとか…
結局どうしたらいいの?にお答えします。
若井産業のディアウォール
元祖ディアウォールの定番。若井産業の商品です。使ってる人も多いのではないでしょうか。
【メーカー推奨】…天井の高さ-45mm
【当ブログ推奨】
フローリング……天井の高さ-45mm
クッションフロア…天井の高さ-40mm
基本的にはメーカー推奨の天井の高さ-45mmでよいと思います。技術者が試行錯誤して出した長さですので。
ただし、クッションフロアで設置される方は天井の高さ-40mmをおすすめします。クッションフロアは棚や椅子など加重が掛かると一時的に凹みますよね?
ディアウォール設置でも数ミリ床が沈みますのでテンションを高めに掛けておくほうが安全性が高いです。
クッションフロア…天井の高さ-40mm
平安伸銅工業のラブリコ
スタイリッシュでカラーリングが豊富なラブリコ。GOOD DESIGN賞も受賞しています。
【メーカー推奨】…天井の高さ-95mm
【当ブログ推奨】…天井の高さ-95mm
ラブリコの最大の特徴である、手動で調整できるスプリングアジャスターが付いています。数ミリの違いなど調整でどうにでもなりますのであまり気にしなくて大丈夫です。
ディアウォールとラブリコどっちがおすすめ
ディアウォールとラブリコを数年両方使用していますが、どちらもトラブルなく使用しています。
結論:どっちでも問題ないです。
しいてどちらか選べと言われたら…手動でバネを調整できるラブリコですかね。
実際には引っ越しや、設置場所の変更で使用している2×4が対応できる方を使用しています。2×4を買いなおすのも手間ですので、カットして使えて丁度いいアイテムを使用したりもしています。
設置に適した場所えらび
畳の上は一番危険
2×4木材を転倒させない為には設置場所えらびも重要です。
1か所絶対におすすめしないのは畳の上です。畳の上は沈み込みが大きい為、不安定になりやすいです。また設置場所付近を歩いたりして加重が掛かると2×4がたわむ可能性もあるので、避けた方が無難です。
どうしても畳部屋に設置される場合は、大き目の木材の板を畳の上に敷いてから設置してください。わたしは経験が無いためそのくらいしかお伝えできませんが。
天井に梁があれば利用する
写真の様に住居に突起した部分「梁」がある場合は積極的に利用しましょう。コブシで叩くと分かりますが、鉄骨が入っている為強度が強いです。天井が抜けてしまうリスクがなく、転倒のリスクも大幅に減らすことが出来ます。
転倒リスクを限りなくゼロにする方法
巾木(はばぎ)を利用する
画像を見て対策方法分かりますか?
天井にある巾木にビスを打ち込んでいます。
この住居は20年前の木造住居で天井に巾木がありました。ビスを打ち込んで針金で固定するだけです。これで転倒のリスクをほぼほぼゼロにすることが出来ると思います。
ビス打って大丈夫なの?
クロス(壁紙)に直接ビスを打つと退去時に目立ってしまったり強度不足が考えられます。また退去時に修繕費用の請求を受ける可能性もあります。
巾木(はばぎ)に打つと強度もあり、退去時にも全く目立たなくすることが出来ます。修繕方法については後日記事を書きます。
巾木を貫通させ、クロスまで(石膏ボード)までビスを打ちます。できるだけ細めのビスのほうが失敗しなくて打ちやすいです。
そもそも退去時にオーナーさんや管理会社は見つける事すら難しいと思います。仮に請求された所で費用なんて知れています。
※ご入居の住宅の現状や現状回復の義務など自己判断でお願いします。
転倒のリスク回避の為に私は迷わずビスを打ちます。
クローゼットやドアの木枠を使う
では巾木がなかったら?安心してください。まだ対策があります。
クローゼットやドア部分の木枠を使う方法です。こちらも木枠に直接ビスを打ち込むので強度があります。同じく退去時にも発見されることも少ないでしょう。新築でもない限りいつからあったビス跡かも判断できないと思います。
そもそも木枠の部分まで清掃されていることすら稀ですので…。
洗面台にあるネジを緩めて針金を挟み込む方法もあります。
2×4の前に棚などを置く
それでもビスを打つことに抵抗がある方もいると思います。そんな方には!
ディアウォールの前に棚や机を設置する。この方法でも転倒リスクを減らせます。机や棚の裏側から2×4をL字金具などで固定するだけです。
背の高い棚を置いて、100均で売っている丸い棒で支える。上から掛かる荷重を分散させて支えることで、倒れにくくさせます。
クランプを利用して壁に固定する
部屋と部屋の間に壁があれクランプを利用して壁に固定する事ができます。使用する場合は出来るだけ軽量なものを使用してください。万一落ちるとケガします。
また閉めすぎると壁に穴が開いたり、石膏ボードが凹む可能性もあるので注意が必要です。力が分散するようにボードや板を壁側には挟んで使用してください。
見た目はちょっとですが…。
既製品の棚を利用する
棚を利用してそもそも突っ張らない。ディアウォールを利用しない方法です。2×4を既製品の棚に無理やり打ち付ける方法があります。
棚の裏側からビスで2×4をビスで固定するだけです。ディアウォールと同じく棚の高さやボードにしたり自由度が高いDIYをする事ができます。
床から棚までビスが打てる所はすべて打ち付けます。強度的にも問題ないです。
2×4でDIYした棚でハンガーラック
玄関にコートなどを掛けれるちょっとしたハンガーラック&棚です。ディアウォールしても良かったんですが、DIYした棚を一本だけ長い2×4を付け替えて作りました。
無理に天井で突っ張らなくてもいいケースですね。
幅の狭い空間で使用する場合
インスタ投稿のケースでは横幅が短いので上部に突っ張り棒を付けてあげると手前に倒れてくるリスクを減らすことができます。
まとめ
一つくらいは役立ちそうな情報はありましたか ?住居によっては全く役に立たない内容だったかもしれません。
そこまでする必要ある?と思われるとこですが心配症な私は万全の対策をしています。
通常使用では恐らくここまで対策をしなくても、きちんと設置できてれば倒れてくる事も少ないと思いますが、年数が経つことによって木の反り対策や地震などでの倒壊防止には役立てると思います。
手軽にできるDIYですが、自分や大切な人を守るためにも、きちんとした設置が必要です。
では。