薪の種類を知ろう。「広葉樹」と「針葉樹」の違い
キャンプ場で焚火をするのに、「薪」が必ず必要です。
キャンプ場によっては、落ちている枝などを薪にしようする事もできますが、可能性は低いので薪を購入しましょう。
キャンプの焚き火で使用する薪は大きく分けて2種類の薪があります。
種類の中でも木の違いによっても特性が違いますが、まずここで2種類の違いや使い方だけ把握すればOKです。
針葉樹の代表的なものは「スギ」「ヒノキ」「マツ」「イチョウ」です。
種類は約500種。葉っぱの特性で見分ける事が可能ですが、例外もある為、最初は覚えなくても大丈夫です。
広葉樹の代表的なものは「サクラ」「ケヤキ」「クヌギ」「ナラ」など約20万種あります。
広葉樹(こうようじゅ)
■特性
火持ち◎ 着火のしやすさ△ 薪割のしやすさ△ 価格○
焚火のメインとなる薪。着火性は悪いが火持がいい※燃焼時間が長く熱量が多い。良い薪は高温の青火で一部燃焼する。薪割りは木が固くが割れにくい。
針葉樹(しんようじゅ)
■特性
火持ち△ 着火のしやすさ◎ 薪割のしやすさ◎ 価格◎
焚火の炊きつけになる薪。着火性は良いが火持ちが悪い※初心者でも扱いやすい。薪割りがしやすい。
キャンプの焚火で使用するには「両方の薪が必要」
それぞれ、特性が違う為、できれば「両方の薪」を準備しておくと効率よく焚火を楽しめます。
「広葉樹」だけだと着火にすごく苦労します。「針葉樹」だけだと、燃え尽きるのが早いため、頻繁に薪をくべる必要もあり、消費も早くなります。
焚火を使って料理をする場合は、「直ぐに燃えて火力に調整がしやすい針葉樹の薪が役立ちます。」
最悪、どちらかの薪で大丈夫ですが「両方の種類の薪でワンセット」の認識のほうが良いです。
「広葉樹」と「針葉樹」どの割合で準備すればよい?
焚火の時間をどれだけするかによって、準備する薪の配分をしたほうがいいのは間違いありませんが、販売している薪は「長さも太さも重さ」を正確に判断できません。
なので、いろんな状況を想定して考えみました。
初心者向けの薪の比率は… 「1:1」で大丈夫です。もしくは針葉樹多めがベスト。理由は良く燃えて楽しいからです。
針葉樹はガンガン燃えますので、焚き火している雰囲気が出やすいです。
あまり深く考えても準備が大変になるだけだと思いますので、事前準備できたらの話です。
薪はどこで購入すればよいか 「ホームセンターや道の駅」
まずは「ホームセンター」です。
キャンプの準備でホームセンターに足を運ぶ方も多いでしょうから、キャンプ用品をチェックするときに「薪」の購入をして下さい。
ホームセンターは地域性や店舗規模によって扱いが異なりますので、あれば購入してください。
おそらく、直接購入が一番コスパが高いと思います。店舗によって値段は様々ですが。
お店によって「広葉樹」「針葉樹」の扱いが違いますので店舗で確認してください。
複数あって見分けがつかない場合は遠慮なく店員さんに聞いてください。
キャンプ場近くのスーパーやホームセンターでも薪の販売店がある場合があります。
購入の時間がなけれな現地購入で。
道の駅があれば安く良質な薪が売ってる場合も…。
私の経験では、キャンプ場近くのホームセンターでは「広葉樹」だけ販売している割合が多かったです。
「針葉樹」の薪(焚き付け用)がないと相当苦労しますので、事前準備を。
※例外あります。同じスタイルで販売しているホームセンターもあります。あくまで参考程度に
参考:店内で段ボールやビニール袋にきちんと梱包されていたら「針葉樹」。
※例外あります。同じスタイルで販売しているホームセンターもあります。あくまで参考程度に
参考:店外で針金などで束になっていて剥き出しの状態で販売されてるのが「広葉樹」
インターネットサイトでの購入
買いに行く時間がない場合、ネットショッピングでも購入可能です。
ネットショッピングで購入の場合「薪の種類が表示されている」ため、種類の判別ができなくても安心して購入できます。実際、多くの方が購入されています。
ただ、料金は少し割高な印象です。
初級者用薪2点セット 針葉樹の薪+広葉樹の薪
キャンプ場の売店で購入する
事前に準備できなかった場合の最終手段は現地購入です。
多くのキャンプ場で「薪」を販売しています。
キャンプ場によっては「広葉樹の薪だけを販売」または逆の「針葉樹の薪だけを販売」してますので注意が必要です。
あとは、「キャンプ場の薪は質が悪い」事があります。
実際に、キャンプ場の管理人さんに「近くのコメリで買っておいで」や「電話で薪の確認をした際に、あんまりいい薪は無いから買ってきたほうがいい」との声を数件頂きました。
乾燥が不十分だったり、廃材だったりするんでしょうね。
商売っ気のない「素敵な管理人さん」ですね。※ちなみに私は、「広葉樹と針葉樹」の薪を1セットずつ持参して、現地のキャンプ場でも1束購入しています。
理由は、「ささやかな売上貢献」と「どんな薪か」使ってみて楽しんでいます。夕方から3~4時間の焚火と、朝の1~2時間の焚き火で毎回2束~3束消費してます。
まとめ
□薪は「広葉樹」と「針葉樹」を最低1セットずつ用意する。針葉樹多めでもOK。
□できるだけ、事前に調達する。※袋にパケージされている薪まど水分を多く含んでいる場合がある為、可能であればベランダ等で乾燥させる。
□キャンプ場でしか購入できない場合は「針葉樹」の薪を優先してもらう。そもそも選べないことの方が多いですが…。
結局のところこだわりがなければ、現地調達でも大丈夫です。着火剤があればなんとかなります。
では。